復興支援の日本酒「絆舞」が仕込み開始

ニュース

10月14日、全国の信用金庫が協力して醸造する日本酒「絆舞(きずなまい)」の仕込み式が、会津坂下町の曙酒造で行われた。

式では、曙酒造の社員と県内外の信金の役職員らが蒸した酒米を酒造り用のタンクに運び、タンクの中でもろみの発酵を促す櫂(かい)入れなどの作業に当たった。

日本酒造りは、東日本大震災などからの復興支援や地域連携を目的として、2017年から行われている「興(お)こし酒プロジェクト」と題した取り組み。

全国47都道府県300以上の地域から集まった食米約8トンをブレンドして醸した「絆舞(きずなまい)」は、純米大吟醸火入「佳酔(かすい)」、純米大吟醸生酒「爽酔(そうすい)」、貴醸酒「極酔(ごくすい)」に加えて、今年から新たに大吟醸「芳酔(ほうすい)」を迎え計4種類となり、11月11日にしぼり式を実施。

曙酒造の鈴木孝市社長は「甘く、切れのある味わいと透明感が特徴。全国新酒鑑評会への出品を視野に入れており、金賞を取って注目を集めることによって、全国の絆のパワーを知ってもらいたい」と話した。


写真/福島民友新聞社

ページトップに戻る