きたのはなしゅぞうじょう
辛口純米 蔵太鼓+10
純米大吟醸・純米辛口が人気
会津産の米と福島県産の酵母を使い、他県にはない酒造りをしている喜多の華酒造場。1919年創業と、11軒ある喜多方の蔵の中でも新しい蔵だが、手間を惜しまず良質な酒造りを実践している。
そのこだわりは原料の米から始まる。他の数軒の酒蔵と共に地元喜多方の農家の集まりである「ジュイタック」に酒造好適米の栽培を依頼。低農薬への取り組みなどを話し合いながら良質な米の安定確保に努めている。「今は他に会津坂下・猪苗代の農家さんからも確保しています。仕込みの核になる米は大事ですから」と三代目を務める星敬志代表は語る。
辛口の純米酒「蔵太鼓」に代表されるように蔵の特徴は、すっきり飲み飽きない辛口の酒。「先代が亡くなったとき、初めて純米酒を造りました。それが衝撃を受けるほど旨かった」。その酒は東京の一流料亭からも引き合いが来るほど瞬く間に売れた。上級の米に替え、より磨きを加え、同じ工程で「もっと旨い酒を造ろう」と意気込んだ。でもダメだった。「今でもその味が忘れられない」と幻の味わいを求めての精進は今も続く。
合資会社 喜多の華酒造場