全米日本酒歓評会の審査結果が9月10日に発表され、鶴乃江酒造(会津若松市)の「会津中将 大吟醸 福乃香」が、大吟醸B部門でグランプリを受賞しました。

全米日本酒歓評会は2001年より毎年開催されている日本国外で最も歴史の長い日本酒の品評会です。今年は153蔵から合計492点が出品され、日本の伝統的な審査方法を用いて審査がされました。優秀な評価を得た出品酒に金賞と銀賞が授与され、その中でも特に高得点を獲得した出品酒にグランプリ、準グランプリが贈られます。
鶴乃江酒造株式会社の専務取締役 林ゆりさんから受賞にあたっての喜びの声をいただきました。
「今回の受賞は、本当に驚きで喜ばしいことでした。
福島県の酒造好適米「福乃香」を使ってグランプリを受賞できた背景には、県内の酒蔵同士が技術を高め合い、協力してきた結果だと思っています。これからもこの成果を、次の造りに繋げていきたいです。
「会津中将 大吟醸 福乃香」は、華やかさと米の旨味のバランスがとても良いのが特徴です。昨年は少し甘味が立ちすぎた部分がありましたが、今年は麹の調整を行い、バランスのとれた味わいになりました。
甘味が強すぎず、口当たりがすっきりとしていて、晩酌でも食事と合わせても楽しめる仕上がりです。ぜひ多くの方に味わっていただければと思います。」

【全米日本酒歓評会 概要】
主催:国際酒会(本部:米国ハワイ州ホノルル市)
開催日時:2025年9月3日(水)〜5日(金)
会場:ハワイ・コンベンション・センター(ホノルル市)
出品点数:492点
出品部門:
大吟醸酒部門A(精米歩合40%以下/純米大吟醸酒も含む)
大吟醸酒部門B(精米歩合50%以下/純米大吟醸酒も含む)
吟醸酒部門(精米歩合60%以下/純米吟醸酒も含む)
純米酒部門A(精米歩合60%以下)
純米酒部門B(精米歩合60%を超える)